不動産は金額がとても大きい買い物です。
まずはじめの段階で、不動産購入にかかる総額をしっかりと把握しておくことが大切です。
1. ご購入に必要な資金のご確認
不動産購入には物件の価格に加えて、税金・諸経費などさまざまな諸費用が必要になります。
この諸費用部分は物件の価格のおよそ6~9%が目安です(※中古マンション・中古一戸建ての場合)。
その他、引越し代や家具代、場合によってはリフォーム代なども必要になってきます。
※主な諸経費 仲介手数料・保証取扱手数料・保証会社保証料・団体信用生命保険料・管理費/修繕積立金等の清算金・その他(火災保険料、司法書士への報酬など)
※主な税金 印紙税・登録免許税・固定資産税・都市計画税・不動産取得税
2. ご購入可能な物件価格のご確認
ご購入可能な物件価格を算出するには、まず、いくらなら毎月の住宅ローン返済にあてることができるか計画するところからはじめます。
返済金額の目安は、毎月の積立預金額や、賃貸住宅にお住まいの場合は現在のお家賃、お買い替えの場合は現在の住宅ローンご返済額などを参考にします。
この月々の返済可能金額から、いくらまでなら住宅ローンを借り入れ可能なのかを算出していきます。
3. ご購入計画を整理する
購入物件の価格、地域、駅からの距離、広さや間取り、環境や利便性・・・ご購入物件の決定に際して、どれも重要な要素となってきます。
しかし、購入物件にはそれぞれ個性があり、長所もあれば短所もあります。限られた予算、限られた時間の中で、お客さまにとってオンリーワンの物件を探し出すためには、事前に譲れない条件は何かなど、ご要望の優先順位を明確にしておくことが重要になってきます。
4. 物件見学
物件の状態や周辺の環境を知ることができる現地見学。気に入った物件が見つかったら、どんどん物件を見に行かれることをおすすめします。
物件の見学は、ハウズライフ湘南の経験豊かな担当者が現地にお連れし、ご案内させていただきます。
物件の詳細内容だけでなく、周辺環境についても総合的に把握していただけるようさまざまな資料や情報をご用意していきます。
お客さまはご覧になられた物件の感想をご遠慮なく担当者にお伝えください。担当者が直接お客さまのご希望を具体的に感じとることで、より一層お客さまのご希望条件に見合った物件をご紹介できるようになるからです。
※物件見学のポイント 物件周辺の環境は、平日と土日、昼と夜、晴天と雨天では異なることがあります。気に入った物件については曜日による違い、昼夜の違いなども確かめてみましょう。 最寄駅までの道筋、距離、環境などは実際歩いてお確かめになられることをおすすめします。 通勤・通学時の道路の渋滞状況や電車の混雑状況なども確かめておきましょう。
5. 購入物件の決定・購入の申込み
これだ!という物件に出会えたら、売主さまに対し、「購入したい」という意思表示を書面(不動産購入申込書)で行います。
これを受けて、具体的な価格やご条件の交渉に入りますので、物件価格や引渡しの時期など、買主さまの購入希望条件を担当者に伝えます。
売主さま・買主さま双方にご納得いただいて、気持ちよく契約にのぞんでいただけるよう交渉いたします。
購入価格だけではなく、引渡しなどの諸条件もしっかりと確認しておきます。
6. 住宅ローン事前審査
住宅ローンご利用のお客さまは、この時点で、金融機関に融資の事前審査の申込みをします。
実際の住宅ローンのお申込みは、不動産売買契約成立後となりますので、後から「不動産購入契約はしたがローンを断られた」という事態にならないよう、事前に確認いたします。
7. 物件の調査
※物件の調査内容(物件種別によって調査項目が異なります) 法務局調査 登記簿記載事項隣接所有者 公図、測量図、建物図 役所調査 都市計画法・建築基準法の制限 道路関係 その他の法令制限上・下水道の埋設管 固定資産評価証明
現地調査 接面道路状況 給排水施設、電気・ガスの施設 境界標・境界線、越境物 土地・建物の利用状況 雨漏り、シロアリの害 給排水管の故障 増改築・リフォームの履歴 近隣調査(建築計画、申し合わせ事項、周辺環境に影響を及ぼす施設など) 売主さまが撤去する設備、買主さまに引き渡す設備・資料・図面・管理メンテナンス連絡先 主要設備の故障・不具合
8. ご契約前の説明・重要事項説明
売買契約に先立ち、買主さまに対して宅地建物取引業者が不動産の重要な事項について書面を交付のうえ説明するよう法律上義務づけられています。
この書面を「重要事項説明書」といい、その説明は宅地建物取引士の資格を有するものが行います。
「重要事項」とは、不動産売買にあたり宅建業者が買主さまに説明しなければならない事項をいい、登記簿記載の事項、都市計画法・建築基準法等の制限、代金授受の方法、契約解除に関する事項などがあります。
「重要事項説明書」に記載される内容は、用語も内容も難しいことが多いので、不動産売買契約前にお目通しいただくことをおすすめします。内容にご不明な点がある場合は、必ず担当者にお確かめください。
9. 不動産売買契約の締結・手付金の支払
「不動産売買契約書」を用いて契約を締結します。「不動産売買契約書」には、条件交渉で合意に達した事項を盛り込み、売主さま・買主さま双方に交付します。
契約内容を確認後、双方ご署名ご捺印をいただき、買主さまが売主さまに手付金をお支払いいただきましたら、無事契約成立です。不動産売買契約の締結後は、契約書の記載内容に基づいて、双方の権利や義務を履行することになります。義務に違反すると違約金の支払いが必要になる場合もありますので、不明な点は必ず担当者にご確認ください。
10. 住宅ローンの契約
住宅ローンを利用される方は、売買契約後に金融機関に借り入れの申込を行います。
ローンにはさまざまな商品がありますので、金融機関がお決まりでない方は担当者にご相談ください。
11. 残代金の支払・物件の引渡し
融資承認によって不動産購入時における残代金の支払い準備は整いました。 いよいよ取引の最終章となります。
1.登記に必要な書類の確認 所有権移転登記の申請に必要な書類が揃っているか、司法書士が確認します。買主さまへの不動産物件の所有権の移転に際し、障害となるような権利設定等がなされていないか、実際に登記手続きを代行していただく司法書士との連携で、安全で確実な不動産取引をお手伝いいたします。 <住宅ローンを借り入れする場合> 融資実行、抵当権設定の手続きについて金融機関、司法書士との連携で、安全で確実なお取引をお手伝いいたします。
2.残代金の支払い 買主さまから売主さまに残代金を支払います。預金小切手や現金で授受する場合もありますが、銀行振込で残代金を授受するケースが一般的です。
3.鍵の受け取り・関係書類の受け取り 残代金のお支払いと同時に、買主さまは売主さまから物件の鍵を受け取ります。管理規約、パンフレット、建物付帯設備の取扱説明書などがある場合はあわせて、売主さまから受け取ります。
4.固定資産税・管理費などの清算 固定資産税・管理費などの負担金の清算をします。引渡し前日までは売主さまの負担、当日からは買主さまの負担として、日割り清算で行うのが一般的です。
5.諸費用の支払い 最後に、仲介手数料、司法書士への報酬など、諸費用の支払いをします。
6.取引完了のご確認 これですべての取引が完了しました。取引が完了した証として、「取引完了確認書」にご署名・ご捺印いただきます。
12. 物件へのご入居準備
1.リフォーム 物件によってはリフォームが必要な場合があります。売主さまから物件の引き渡しを受ければ、リフォーム工事を始められます。
2. お引っ越し お引越し前後は、電気・ガス・水道・電話・プロバイダの移転手続きをはじめ、役所・学校などへの届け出、金融機関・保険会社への住所変更届が等の手続きが必要です。